最近は2サイクルのバイクもめっきり減って、エンジンの「焼き付き」や「抱き付き」の修理なんてことも少なくなってきました。
写真はジャイロXのピストン。焼き付きと言えば焼き付きなのですが、ピストンピンのサークリップが折れてシリンダー内を引きずったというまれなケース。このジャイロXは1988年に発売されたモスグリーンの初期型。この車両の人生において、おそらく最初で最後の焼き付きでしょう。純正部品はすでに廃番なので、社外品のシリンダーとピストンに交換しました。社外品は仕上げが悪く、ちょっとしたバリで寿命を短くしてしまうこともあるので、オイルストーン片手にかなり慎重にラップして組みました。
この車両がこのあとどれだけ走れるかは、きちんと慣らし運転をして、ちゃんとしたオイルでも入れ続けてくれれば、だいぶ違うんだけどなー。ちゃんと乗ってくれる人じゃないんだよなー(泣)。