H4バルブとは、最も多くの車やバイクに使われているヘッドライトバルブのことです。安いもの、高いもの、白いもの、黄色いもの、車の用品店に行くと、いろいろなものが売ってます。ただ、”H4”と書いてあるものに関しては、全て互換性があり、取り付けはできます(車検に通るかどうかは別問題ですが)。ちなみに、H4Uと書いてあるバルブも通常のH4と互換性があります。Uが付いているバルブは、H4以前の丸い白熱球バルブにも対応している規格です。
今回は、主にバイクに使われている変り種、H4Rのお話。H4とH4R、ぱっと見はほとんど変わらないように見えます。でも、並べてみると、下側二ヵ所の爪の角度が違うのがわかります。さすがにこれだけ違うと、全く取り付けはできません。バイク用品店等で、「H4R」と記載されているバルブを買うしかありません。しかし、ほんとに数車種にしか使われているのを見たことがないので、あまりお目にかかることはないと思います。ちなみに、私が見たことがあるのは、ホンダのNSR、ヤマハのFZ400(ビキニカウル2灯のモデル)くらいで、スズキ、カワサキ、外車では見たことがありません。
機能が全く同じなのに、このような亜種を開発する意味が全くわからないのですが、先日、車のバルブでも似たようなものを見ました。それが、写真右側のIH01です。前から見ると全く違う種類に見えるのですが、端子がH4と同じで、ボンネットを開けて後ろから見ると、H4に見えるのです。しかも、H4のバルブが入ってしまいます。もちろん、きちんと収まるわけではないのですが、ロックまでできてしまいます。「これで、使えるのか?」と思いがちですが、点灯すると、超絶上向きになります。バルブの焦点距離が違うのですね。うっかり取り付けて、夜間走行すると、前の車から盛大なパッシング攻撃をくらうので、ご注意を。ちなみに、この迷惑なバルブの装着車両は、ニッサンのPC24セレナです。ネットで見たら、ADバン、スバルのプレオなども使っているようですね。
ヘッドライトをLEDに変えたよ
2016年8月16日 11:59 AM[…] 車検と修理と […]