今年に入ってから、ヤマハのAST-S1Limitedというスピーカーを入手した。スピーカーの新規購入に関しては、現在メインとしているビクターのFB-7購入時の教訓(うっかり買うと、でかくて邪魔)もあり、控えていたところなのだが…
なぜ、教訓を生かさずに購入に踏み切ったかというと、そのスピーカーの駆動システムにとても興味を持ってしまったからなのだ。小型ブックシェルフのこのスピーカーは、ASTという特殊なシステムで駆動される。ASTは このスピーカー(Active Servo Processing Speaker)と専用アンプであるAST-A10により駆動されるシステムで、なんでもバスレフポートをエアウーハーとして駆動する?、ヘルムホルツなんちゃら?で、結果28ヘルツの低音再生と、112dbの出力音圧レベルを実現!?、ほんまかいな!?→ほしい!!という短絡思考が起動。
調べると、オクにご立派なオプションスタンドとのセットが、隣県で出品されている。私は物欲には勝てない性分なので、自分としてはあり得ない高額にて落札…隣県なので引き取りに行ってきた。そして専用アンプは、少し前に近所のハドフにて見た記憶があった。
それは、ファミコンのカセットのような物が刺さったパワーアンプみたいな物。?何じゃこりゃ?DSP用のアンプかなぁ?とその時は思っていた。そのアンプがまさにAST用のアンプだったのだ。スピーカーを引き取った帰りに、以前見かけたハドフで買ってきた。あとから確認したが、付属のカートリッジはAST-S1用のものであった。
早速仮設置して音出し…私が購入したセットはオプションのスタンド(Limited用のスタンドらしく、仕上げも良くとても重い)が付いているので、床に直置きできるのがいい。
トーキングヘッドのベストをCD直結でかける。おや?片チャンネル音が出ない。どうもアンプの不具合のようだ。さすが、ハドフのジャンク品です。アンプを開腹してチェックすると、RCA端子のハンダ不良を発見。修理して、テスト再開。出てきた音は、さながら「厚化粧のおねーさん」のような音。ギラギラの中高音に落ち着きのない重低音。ボリュームを上げると、でたらめな低音と共に、どんどん音が割れてくる!
こりゃ何かがおかしいと思い、パンチングメタルのネットの隙間から中を観察。あー、エッジが割れとる!しょうがないので、ファンテックさんのサイトに行き調べてみる。ありますね。ボンド入れて5,500円でした。まあ、これはしょうがない出費ですね。エッジの張替はその2にて。
キカイとごはんと猫が好き。