ようやく全動作が確認でき、そろそろ先が見えてきた。各リール軸のグリスアップや、カセットハーフ照明の交換(LED)を済ませて、これから調整作業だ。
チェッカーを用いての、スピード調整、アジマスの調整をする。ワウフラッターに関しても、なかなかの収まりを見せている。正直ワウフラッターは、少し厚みのあるキャプスタンベルトを使ってるので心配だったが、トルク負けもしていないようだ。
最後に録再のレベル調整をしてから、実際に録音してみる。今回は、先に修理した小型のCDプレーヤーがあるので、CDから録音してみた。レベルのずれもほとんどなし。VUメーターのレスポンスの誤差は否めないが、良い結果だ。
そのあとは長期的に、各ソースからの録再を繰り返し、別デッキで録音したテープの再生も良好だった。
やはり、古いデッキは各部仕上げも美しく、アナログメーターの動きは見ていて楽しい。様々な問題をクリヤーするのに数か月かかってしまったが、ようやく修理が完了した。
キカイとごはんと猫が好き。