冬になると、工場のPCのディスプレイの起動が異様に遅い… 去年までは、電源を入れたり切ったりを5回くらい繰り返すと使えるようになっていた。しかし、今年は10回くらい繰り返さないと映らなくなっていた。なんか、そろそろXデー(ディスプレイ死亡)が来そうで怖いので、閉店セールのハードオフで適当なジャンク品を買ってきた。550円の3割引きだから、385円なり。早速、繋いでみる。「映ります」とは書いてあったけど…映るんですけど…D-SUBからの入力を受け付けてない。
詰んだな…いや待て、やることはやろう。館に搬入して開腹する。基盤までたどり着くまでにかなりの分解を要するし、数か所の爪も砕け散った。まあそれはそれ、何とかなるだろう。
基盤に焼けやはんだ不良はないようだ。あとできるのはタクトスイッチの交換くらいか。基盤には6個のタクトSWが付いている。動作を確認すると、電源SW以外はすべて死亡している。せっかくなので、生きているSWを含めて、すべてのタクトSWを交換することにした。自動はんだ吸い取り機があるので、こういった作業はとても楽だ。導通動作を確認して組み立てる。館にはディスプレイを繋ぐ環境はないので、翌朝工場で確認する。
古いディスプレイを外し、修理品を繋ぐ。ドライバの更新を要求されることもなく、そのまま映った!動作も問題なし。久しぶりにすっきりお安く直ってご機嫌である。まだしばらくこのまま使えそうだ。