久しぶりにモーテルズのレコードに針を落とす。いつ聞いても、マーサデイビスの歌声は私の耳に合う。
しかし、彼女の声は本当に独特だ。何と表現したらいいのかわからないのだが、厚みがあるというか、立体的とでも言おうか?そんな声質なのだ。少しハスキーで、けだるそうに歌う彼女に付かず離れず、主張しすぎないバンドの音。とてもバランスがいい。
このアルバムは1979年のデビューアルバムだったと思うが、とても優しく、ゆるりとした雰囲気がアルバムの最後まで続く。当時は強烈なイメージのジャケット写真から変に中身を想像してしまったが、見事に裏切られる内容だ。
キカイとごはんと猫が好き。