相当なイーグルスファンである私だが、このドンヘンリーのソロアルバムを聞いたのは、彼の3枚目のアルバム ”The End Of The Innocence” を聞いた後だった。1982年のイーグルスの解散後、グレンフライやドンヘンリーがソロアルバムを発表していくのだが、当時の私はへそを曲げていたのか、しばらくは彼らのソロを聞くことはなかったのだ。
その後数年してから、グレンフライの”ALLNIGHTER”からはじまり、ソロを発表している2人のアルバムを、新しいものから遡って聞いてきた。結果、やはり、イーグルスとそのメンバーは、私の最も好きなアーティストだったのだと再認識する。
久しぶりに、このレコードに針を落とすと「やはり、イーグルス色の濃いサウンド…」などという陳腐なコメントが書かれていた当時のレコード評が思い出される。あたりまえじゃないですか!イーグルスっぽいのは!だって、イーグルスのメンバーなんだから!そんなことより、先入観なしに、このアルバムを聞いてもらいたいものですよ。素敵なバラードと軽快なポップの詰め込まれた、とても良いアルバムに仕上がってます。”Talking to the Moon” なんかはイーグルスファンの脳幹直撃ですね。JDとの共作らしいし。できれば、時間にゆとりのあるときに、AB通しで聞いてもらいたいアルバムです。
キカイとごはんと猫が好き。