1980年代に起こった「エレクトリックポップ(テクノポップ)」というムーブメント。その中心にいたのが、HUMANLEAGUEだったと記憶している。厚みのあるなかなか魅力的な声の持ち主のPhilip Oakeyと2人の美しい女性ボーカリストが中心メンバーで、この3人は今も変わらないらしい。
このアルバム”HYSTERIA”は84年リリース。大きなヒット曲は生まなかったアルバムだが、シンプルなポップスで構成されており、まとまりも良い。PV(プロモーションビデオ)が音楽の表現性を大きく変えた時期ではあるが、素で音だけ聞いても楽しめるレベルだ。このレコードもまとめ買いした中の1枚だが、ジャケットが汚く、盤面カビ… でもクリーニングして針を落とすと、意外に再生回数の少ない良盤であった。
テクノポップというと、やはりわが国のYMO(私はこのグループは邦楽だと思っていない)であるが、なんとHUMANLEAGUEのYMOリミックスアルバムがあるらしい。ちょっとYAHOOで探したくらいでは出てこないので、かなりレアなのだろう。いずれは手に入れたいレコードだ。
キカイとごはんと猫が好き。