DAHON Mu SLXの困ったシートポストの件

ki003お気楽折りたたみ自転車のDAHON Mu SLX号。実は、購入当時より困ったトラブルを抱えてます。

それは、写真のカーボンシートポストが、走っているとずるずると落ちてくること。  はじめは、たいした距離を乗らなかったので正直わからなかったが、昨年年末のロングライドで発覚。レバーを締めても締めても効果なし。シートポストを外して、クランプの動きを見てもさほどゆるいようにも見えないし、脱脂も完璧にしている。しかし、走ればどんどん「足つき性」が良くなっていく。

原因は?おそらく材質の問題。カーボンポストはその製造工程において、表面には離型剤と呼ばれる油脂が染み込んでいる上に、表面が異常に滑沢である。しかも締め付けても直径方向には、ほとんど変形しない。と、この車体に関してはそんな理由だろう。しかし、実は以前に乗っていたJetStreamXPでも同様なことが起こっていた。その車体は、アルミフレームにアルミのシートポスト。そんなことを考えると、設計上の公差の問題とも言えなくはない。

それはさておき、このままでは長距離は乗れない。週末には小豆島ツアーも控えているのだ。

ki004このMu SLXのシートポストは33.9ミリという変り種。社外品は存在しないので、重たい純正アルミ製のものに替えるのはナシだろう。しかもクランプのレバーに繋がるボルトがたいへん細く、締めすぎれば確実にねじ山をいためてしまいそうである。事実、webを見ていたら同じような苦労をされている方で、ここを破損してしまった方も、ちらほらいる。

 

そこで考えたのがこの方法。クランプ2丁掛けである。この状態できちんと締めれば、とりあえずki005は下がってこないだろうと思われる。使用しているクランプは34.9ミリのタイプ。通常のボルト締結の物を選んでいるのは、レバー式のものはクランプボルトが細いからである。折り畳みには一手間増えてしまうが、ロングのときだけ取り付けるつもりなので、問題はないだろう。

ここで気が付かれた方もいると思いますが、シートクランプは、こういう取り付け方はできki006ませんよね?そうです、段差があるのですよ。そこは抜かりなく、旋盤で落としてもらってます。あとは、クッション代わりにいらないステッカーを切って、内側に貼ってます。効果の確認は、週末のツアーまでわかりませんがねえ…


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