驚きのコストパフォーマンス! SONY TA-FB720R

2月いっぱいで閉店した、近所のハドフ。その店はちょいちょいジャンクオーディオの仕入れに使ってたので、とても残念だ。その閉店セールで買ったソニーのアンプ、TA-FB720R。ジャンクではなく、リユース品といわれる動作保証済みの品だ。 Continue reading

” LINE UP “Graham Bonnet

孤高のパワフルボーカリスト、グラハムボネットさんです。私の好きなラウド系の声を持ち、ハードロックバンドを渡り歩いている割には、ファッションセンスはロカビリー調というグラサン兄貴!

レインボーやアルカトラズでキャリアを重ね、マイケルシェンカーグループにも在籍していたこともあるという輝かしい経歴を持つボーカリストなんです。ソロでもそこそこヒットに恵まれていますが、今一つ知名度は低いかも。

ソロ3枚目のこのアルバム、A-1のナイトゲームスは大ヒットしましたね。続く曲も結構ハードですが、通しで聞いても割と飽きないのはさすがです。現在75歳ですが、まだまだ精力的に活躍されています。2022年にはニューアルバムも出しているようです。聞いてみたいですね~

Victor Z-1S ~カートリッジ試聴~

ビクターのカートリッジ、Z-1Sです。かなり前に購入したものですが、使うのは初めて。前回のオンキョーS800同様、プレーヤーの付属品カートリッジらしいです。ネットでもよく見かけますし、お安く買えて、交換針もまだ買えるというアナログ文化の布教大使のようなカートリッジです。

音はというと、無難の一言に尽きると思います。主観ですが、特にこれといった特徴はナシです。どんなジャンルも無難にこなします。中低音も結構出る。特徴…いや…ありましたね。ボディーのデザインが、かっこ悪いし安っぽいです。音が無難に感じるのは、見た目の悪さも手伝ってるかもしれません

それでも、現在でも交換針が入手できたり、本体もお安く買えるというのはアナログファンからすれば喜ばしいことです。バリエーションモデルもあり、ネット上ではZ-1ファミリーはけっこうたくさんいます。でもやっぱりかっこ悪いので、今後このシリーズをわざわざ買うことはないとおもいます。

” SURFING WITH THE ALIAN ” JOE SATRIANI

JEFF BECK の訃報が報じられた。私が聞く音楽のアーティストたちは、ほとんどが年上である。そんなアーティストたちとの別れはいつかは来ることと理解してはいても、彼の死は相当ショックだ。ご冥福をお祈りします。

さて、今回のレコードはジェフ同様、ギターインストゥルメンタルの名士、ジョー・サトリアーニの出世作である。 Continue reading

ONKYO CP-800S+原音〜カートリッジ試聴~

私が所有するのは、安いカートリッジばかりだ。その中でも、このオンキョーのカートリッジは入門用プレーヤーの付属品的な物だったらしいので、きっと相当安い物と思う。らしいというのは、何しろ情報がない。本体に型式を示めす刻印もないし、ネットに情報も上がってない。

オーディオの足跡さんを見ると、1981年にCP-800Fというフルオートプレーヤーが発売されている。どうも、その付属カートリッジが、このCP-800Sらしいのだ。CP-800Fが当時定価39800円だから、付属カートリッジのレベルも推して知るべしだ。

しかし、私が入手した800Sは交換針として、ナガオカの原音が装着されている。さて、その音はどんな物なのだろうか?

ちなみに、試聴に使ったコンポーネントは、プレーヤーはパイオニアのPL-5L、アンプはALPINEラックスマンのL-105、スピーカーはパイオニアのS-77TWINだ。正に、昭和アナログ全開の布陣である。

クラシックやロックなど、一通りのLPを聞いてみる。出てきた音は、とても穏やかなイメージ。低音はかなり控えめだがしまりはあり、中高音はなかなかの響きを見せる。クラシックの弦楽器などは、とても細やかに鳴らしてくれる。この辺は、「原音」の恩恵かもしれない。ボーカル系はそれなりだか、安カートリッジにありがちなサ行のスレはなく、トレース能力は秀逸。ドンシャリのポピュラーがお好きな方には正直向かないとは思うが、なかなか好ましい鳴りっぷりのカートリッジであった。

” ALL FOR A REASON ” ALLESI

アレッシーのお二人、今はアレッシー・ブラザーズってのかな?。1970年台から現在まで活動する、アメリカの2枚目双子デュオですね。日本で言うと…「狩人」みたいなもんかな?(笑)。

まあ、それはそれ。このレコードは、以前山買いした中の一枚。リマスター盤って書いてありますね!。期待して針を落とすと… リマスターでこれかあ。まあ、いんじゃないですか…ポップスですよね。歌もまあまあ…声はね、メローっていうのですか?さわやか系!。あ、ジャケット見ましょうよ!ほら!2枚目ですよ!

ま、そんな感じで私の好みではなかった。閉鎖物件確定。

スピーカーシステム入れ替え Victor FB-5 その②

交換したネットワーク部品

ネットワークは、2ウェイなので割とシンプルな構成。1.2mhのコイルと、3.3μFのコンデンサーが2個づつ片チャンネルに使われている。今回は、それぞれオーディオグレードで割とお高いパーツを使用した。配線も貧弱なプリント基板は使わずに、OFC線を使った直配線で組んでみた。 Continue reading

スピーカーシステム入れ替え Victor FB-5 その①

VictorのFB-5という古いスピーカーを入手した。今回はその運用までの記事です。

バックロードホーンという形式のスピーカーは、市販品ではとても珍しい。しかしながら、今は亡きオーディオ評論家である長岡氏の功績により、自作スピーカーではメジャーな形式である。かくいう私も、学生時代は氏設計のスワンをサブロク合板から、特売で買ったRYOBIのジグソーで切り出して自作したりして、悦に入っていた一人である。 Continue reading

” LIFE SUPPORT ” AIR SUPPLY

エアサプライは1980年代に一世を風靡したオーストラリア出身のグループだ。有名なのは、ロストインラブに代表される美しいバラードナンバーだろう。エアサプライは、それに続く同様のバラードナンバーだけで、80年代の音楽シーンに足跡を残したともいえる。

このアルバム、ライフサポートは1979年の作品。デビューからだと4枚目のアルバムとのことだ。80年代に入り、彼らが脚光を浴びたのは、先に挙げたスローバラードが印象的な「ロストインラブ」という通算5枚目のアルバム。おそらくほとんどの人は、それがデビューアルバムだと思っているだろう。

私が、この「ライフサポート」に出会ったのは、1983年頃、高校生の時だったと思う。ある日、地元のレコードレンタルで見かけたのだ。最初は、エアサプライの新譜だと思い、借りずにスルーしていた。しかし、当時のラジオでも、雑誌でもそんなアナウンスは全くなく、私の中では謎のアルバムになっていた。後日、その謎を解明すべく借りてみることにした。

針を落とした瞬間、大きな疑問符が頭の中に浮かんできた。なんか、激しいな…ロックだね、これは。まさかの路線変更か? 私の知ってるエアサプライはハイトーンのボーカルをこれでもかと前に押し出してくるアレンジで、正直飽きる。ところがこのアルバムは、各楽器の音もきっちりとボーカルに並んで出てくる。軽快なベースラインなどはとても心地よい。

その時ライナーを見て初めて、79年のアルバムだと知った次第だ。このアルバムでも十分ポピュラー路線で行けるはずだとは思うが、ロスト~の方が売れてしまったので仕方ない。当時録音したテープはすでになく、改めて入手した。正直、私はこのアルバムの方が、その後の路線のアルバムよりだいぶ好みだ。ロック好きにもお勧めです!

“シングルズ 1969〜1973年” CARPENTERS

カーペンターズは1960年代から80年代にかけて活躍したアメリカの兄妹ポップユニットだ。まあ、そんなこたあ誰でも知ってますよね。私の年代で、カーペンターズ知らなかったらもぐりですわ。だってこんなにポップでいて、色あせないメロディーと歌声…これだけ耳にやさしい音楽は、そうそうないと思います。言うなれば、「絶対間違いのないやつ」なんですよ。しかし、周知のとおり、カレンカーペンターは1983年に亡くなっている。新しいアルバムが出ることはない。

このレコードは、70年代までのカーペンターズのベスト盤。彼等自身の選曲によるものだそうだ。しかもリマスター盤との表記なので、期待してレジにGO。ちょっとお高いレコード(1,000円~のもの)に関しては、レジで検盤させてもらっている。傷はないけど、かなりのトレース痕があったが、ジャケ&ライナーもきれいなので購入した。

いそいそと持ち帰り、針を落とすと、静寂の中からカレンの歌声が響いてきた。本当に美しい声だ。歌ばかりが評価されるカレンだが、実は優秀なドラマーでもある。以前、ドラムを演奏する彼女のビデオを見たことがあるが、なんとも楽しそうに演奏する姿が印象に残っている。ご冥福を…