” It’s A Beautiful Day ” It’s A Beautiful Day

昔からバンドをやっている友人がいる。その彼にこれ持ってない?と聞かれたのがこのアルバム。持ってなかった… 悔しいので、タイトルやジャケット写真をインプットし、レコードを山買いしてるうちに、そのうち入ってくるだろうと思っていた。しかし、ちょいとプレミアなこのレコードはなかなか見当たらない。 Continue reading

QL-Y44F 今度はミステリートラブル発生!

ご機嫌に直ったQL-Y44F 、今日も良い音を聞かせてくれている。しかし、トラブルは突然に… ちょっと汚れた古い盤を、きれいに掃除して聞いていた時のこと。ノイズは多いがまあまあの音、A面の真ん中くらいに差し掛かったその時、”ギャウ! ココンコーン…” 強烈な異音とともに、アームがアームレストまで飛んで戻ってしまった!

「え?!何々!今の何!?」あまりの衝撃に、ちょいとおひとり様でパニックに。長年オーディオで遊んでるけど、初めての異音と、漫画みたいなアームの原点回帰。戻った後にレストの上で、アームが跳ね続けるほどの衝撃。いったい何が起こった?

まあ、落ち着こう。まずは現状チェック。ゼロバランス&針圧→OK、インサイドフォースキャンセラー→やや甘い→調整、シェルの取り付け→OK、スタイラスの汚れ→清掃→OK、盤面の汚れ→再清掃→OK。フルオートとは言え、演奏中はアームは完全にフリーのはずで、インサイドフォースキャンセラ以外には、機械的に引っ張られたりはないはずなのだが。

さて、気を取り直して、また同じあたりから演奏再開!音質は問題ない… あれ!また飛んだ!前とはちょっと違うところで飛んだような気がする。今度は別のレコードをかけてみる。すると、リードインした直後にリターン発生! 盤面も注視したが問題なく、今までは普通に再生できていたレコードだ。いったい何が? 結局その日は原因がわからずに保留としていた。

数日して、レコードはかけずにアクリルカバーの掃除をしていた時のこと。コンパウンドをかけ、カバーを布でこすっていると、パチパチと静電気が起きている。ある方向からカバーをこすると、トーンアームがふわりと浮いた!まさか!?これなのか?そのあとも、何回かこするとアームが浮き上がることがある。その時カバーの内側に手を入れると、産毛が逆立ち、かなりの静電気を感じる。おそらく原因はこれだろう。アクリルカバーの中で、アースされていないプラッターが回るのだから静電気も起こるだろう。しかし、トーンアームを持ち上げてしまうほど帯電するのは初体験だ。

まあ、それならやることは決まっている。とりあえず、得意のアルミテープを貼ってみる。これでずいぶん静電気は散っている。レコードを再生してみると、全く問題ない。再生しながらアクリルカバーをこすっても大丈夫だ。さらに翌日は工場で作ってきたアースケーブルをアクリルカバーに取り付け、アンプのアース端子に落とす。とりあえずはこれでしばらくは大丈夫だろう。心なしか音も良くなったような気がする。次の課題は屋外からアース線を引くことだ。

“Never For Ever” Kate Bush

ケイトブッシュの3枚目のアルバムである。自らプロデュースにも参加し、”ケイト節”が炸裂した最初のアルバムでもある。

古今東西見渡しても、女性アーティストでこれほどまでの一貫した世界観を持ってアルバムを作る人は稀だと思う。人を感動させる音楽にも色々あると思うが、ヒットチャートを賑わすだけの音楽とは対極にあるのが彼女のような「本物」のアーティストが創る音楽である。 Continue reading

Victor QL-Y44F ようやく再起動

3年くらい前だろうか?近所のリサイクルショップでジャンクで売っていた、このプレーヤーを購入した。結構きれいで、純正MCカートリッジまでついてて、でも不動だった。状況としては、電源は入るが、クォーツロックのランプが常時点滅していて操作を受け付けない状態。 Continue reading

古いカセットテープは使えるのか?

かつて自称オーディオマニアだった頃、せっせと録音していたカセットテープ。半分くらいは捨ててしまったのだが、数十本は残っていた。そんな古いカセットの再使用は可能なのだろうか? Continue reading

“Future Shock ” Herbie Hancock

ジャズ界の巨匠、ハービーハンコックが1983年に発表したアルバムである。ジャンルとしてはフュージョンになりますね。私はジャズは解さないので、このアーティストは聞いてこなかったのですが、ジャズファンから賛否両論あったこのLPだけは大好きですね。わかりやすいですから。

このアルバム、特筆すべきはその音です。一発目のRock Itからして、すさまじい音圧です。針を落としてすぐボリュームを上げると、飛びあがるほどの塊の音がスピーカーからほとばしる!83年当時としても、これほどのレベルで録音されたものは少ないと思います。当時もオーディオ装置の試聴盤として使われているのを、何度も目にしたものです。

デジタルとアナログの狭間で生まれたこのアルバムも良いのですが、ハービーハンコックの本職の方のアルバムも理解できるような、大人になりたいと思っております。

 

TEAC V-6030S 初期化完了。

昨年末に購入したTEACのカセットデッキ、6030S。当然中古であるが、大手リサイクルショップで購入した。保証付きの完動品で、諭吉さん2枚で、少しお釣りがくるくらいだったと思う。それでもTEACのデッキは、同じレベルのS社の物に比べても、かなりお安い。TEACらしい品のないデザインも、購入を決めた理由の一つ。購入した当初は調子が良く、最低レベルのノーマルテープでもなかなかの音で録音できて、「カセットデッキも最後はこんなに高性能になっていたのか…」とオーディオから離れていた年月の長さを感じていた。 Continue reading

“Don’t Cry Now ” LINDA RONSTADT

いわゆる「ジャケ買い」ではないが、あまりにキュートなジャケット写真に魅せられ、いつか欲しいと思っていた一枚だ。

あどけない表情は、あたかもファーストアルバムのそれを思わせるが、すでに4枚目のアルバムであり、御歳71歳の女性の「若い頃の写真」でもある。 Continue reading

“Rio” DURAN DURAN

DURAN DURAN のセカンドアルバムですね。1982年発表。その年には最初の来日公演があり、私の人生初のライブ鑑賞でした。チケットを取るため、早朝から原宿のウドーに並んだのも良い思い出です。会場は中野サンプラザでした。そこに行ったのも初めてで、何もかもが初体験。当時はまだ無名に近いグループだったので、ステージもシンプルでしたが、私を感動させるには十分でした。 Continue reading

” DEEP IN THE HEART OF NOWHERE ” BOB GELDOF

以前レビューを書いた、ブームタウンラッツのリーダーであるボブゲルドフのソロアルバム、1986年発表である。ラッツの5枚目のアルバムのレビューは失礼ながら酷評させていただいたが、リーダーであるこの人は、やはり天才のようだ。まだA面しか聞いてないが、十分だ。B面もいいに決まってるから明日聞くことにする。そのくらいの完成度の高さだ。 Continue reading