” It’s A Beautiful Day ” It’s A Beautiful Day

昔からバンドをやっている友人がいる。その彼にこれ持ってない?と聞かれたのがこのアルバム。持ってなかった… 悔しいので、タイトルやジャケット写真をインプットし、レコードを山買いしてるうちに、そのうち入ってくるだろうと思っていた。しかし、ちょいとプレミアなこのレコードはなかなか見当たらない。 Continue reading

“Never For Ever” Kate Bush

ケイトブッシュの3枚目のアルバムである。自らプロデュースにも参加し、”ケイト節”が炸裂した最初のアルバムでもある。

古今東西見渡しても、女性アーティストでこれほどまでの一貫した世界観を持ってアルバムを作る人は稀だと思う。人を感動させる音楽にも色々あると思うが、ヒットチャートを賑わすだけの音楽とは対極にあるのが彼女のような「本物」のアーティストが創る音楽である。 Continue reading

古いカセットテープは使えるのか?

かつて自称オーディオマニアだった頃、せっせと録音していたカセットテープ。半分くらいは捨ててしまったのだが、数十本は残っていた。そんな古いカセットの再使用は可能なのだろうか? Continue reading

“Future Shock ” Herbie Hancock

ジャズ界の巨匠、ハービーハンコックが1983年に発表したアルバムである。ジャンルとしてはフュージョンになりますね。私はジャズは解さないので、このアーティストは聞いてこなかったのですが、ジャズファンから賛否両論あったこのLPだけは大好きですね。わかりやすいですから。

このアルバム、特筆すべきはその音です。一発目のRock Itからして、すさまじい音圧です。針を落としてすぐボリュームを上げると、飛びあがるほどの塊の音がスピーカーからほとばしる!83年当時としても、これほどのレベルで録音されたものは少ないと思います。当時もオーディオ装置の試聴盤として使われているのを、何度も目にしたものです。

デジタルとアナログの狭間で生まれたこのアルバムも良いのですが、ハービーハンコックの本職の方のアルバムも理解できるような、大人になりたいと思っております。

 

“Don’t Cry Now ” LINDA RONSTADT

いわゆる「ジャケ買い」ではないが、あまりにキュートなジャケット写真に魅せられ、いつか欲しいと思っていた一枚だ。

あどけない表情は、あたかもファーストアルバムのそれを思わせるが、すでに4枚目のアルバムであり、御歳71歳の女性の「若い頃の写真」でもある。 Continue reading

“Rio” DURAN DURAN

DURAN DURAN のセカンドアルバムですね。1982年発表。その年には最初の来日公演があり、私の人生初のライブ鑑賞でした。チケットを取るため、早朝から原宿のウドーに並んだのも良い思い出です。会場は中野サンプラザでした。そこに行ったのも初めてで、何もかもが初体験。当時はまだ無名に近いグループだったので、ステージもシンプルでしたが、私を感動させるには十分でした。 Continue reading

” DEEP IN THE HEART OF NOWHERE ” BOB GELDOF

以前レビューを書いた、ブームタウンラッツのリーダーであるボブゲルドフのソロアルバム、1986年発表である。ラッツの5枚目のアルバムのレビューは失礼ながら酷評させていただいたが、リーダーであるこの人は、やはり天才のようだ。まだA面しか聞いてないが、十分だ。B面もいいに決まってるから明日聞くことにする。そのくらいの完成度の高さだ。 Continue reading

“THE WORKS” QUEEN

クイーンのアルバムの中では、耳当たりの良い曲ばかりが納められたこのアルバム。たまに思い出したように、針を落とします。このアルバムも、当時なけなしのお小遣いをためて買った内の一枚。このアルバムの大ヒットの後、わずか2作品を発表しただけで、フレディーマーキュリーは1995年に帰らぬ人となってしまいました。

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” Restless Nights ” Karla Bonoff

リンダロンシュタッドやイーグルス、JDサウザーなどのウェストコーストの重鎮たちとは旧知の仲とはいえ、カーラボノフが紆余曲折の上、ソロデビューしたのは1977年のことである。「ささやく夜」という、まあ許せる邦題の付けられたこのアルバムは、彼女のセカンドアルバムになる。とてもまとまりの良いアルバムで、どの曲も聞き手をうならせるに十分である。

アーティストとしてよりも、ソングライターとしての方が高名なカーラボノフは、リンダロンシュタッドに楽曲提供したり、自分で歌ったりもしている。声の質もよく似ている。リンダの透き通ったどこまでも伸びていく声とは違い、もう少しスレているというか、親しみやすい声なのだが、本人が出てこないポップス系のPVを見ていると、途中までどちらが歌っているのか、わからないこともある。

もともとは、ブリンドルというグループでメジャーデビューする予定だった彼女だが、その話がなくなり、ソロデビューしたいきさつがあるらしい。そのブリンドルも、1995年に再結成されアルバムを出している。グループの中のボーカリストとしての彼女も聞いてみたいものだ。日本にも、他のアーティストとデュオとして数回来ている。なんと去年も来ている!もう少し、アンテナを立てておく必要があるようだ。