佐久ヒルクライム参加記~前日プライベートラン~

写真 2015-09-21 22 48 25 自虐ネタは大好きである。恥ずかしいことでも何でも、笑いが取れればネタにしてきた人生である。しかし、今回の自虐はちょっときつかった。久しぶりに「心が複雑骨折」した感じだ。まあ、ヒルクライムが「あれ」だったわけなんですが、まずは、前日のお話から。

佐久のヒルクライムは、ヒルクライム初挑戦の女性の友人2人からのお誘いで、参加することになった。彼女たちから見れば、私はヒルクライムのベテランに当たるらしいが、乗鞍においては、毎年自虐行為とも言える結果を残し続ける、「サイクリストの面汚し」みたいなものだ。それでも、走りはともかく、何かの役には立てるだろうと思い、参加することにした次第だ。乗鞍に参加しないことが決まった後のことである。

sakusaku003前日の土曜日は、別行動。私はカラクルで初輪行がしたかったので、始発電車の中央線に乗って出発した。佐久までのルートは、直前まで悩んだ結果、中央線の小淵沢まで輪行し、八ヶ岳高原道路を通り、野辺山経由で佐久まで行くことに。

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ひざの間にも置ける!

カラクルの折りたたみサイズは、山屋さんの60リッターのザックくらいのサイズ。いや、もう少し小さいか?電車の中でも場所をとらないのがすばらしい。ただ、移動に関しては、オプションのキャスターが便利ではあるのだが、輪行袋本体にしっかりした持ち手がないので、今ひとつご機嫌ではない。引いて歩こうとすると、ぐにゃぐにゃするのだ。階段を上がる時なども、満足な持ち手がないので、サドルを露出させて、そこをつかんで持ち上げて歩く。これは結構つらい。次回までには、何とか改善の方法を考えようと思う。

sakusaku005乗り換えは、高尾、大月、甲府の3回だった。甲府での乗り換えは、待ち合わせ時間が短く少々あせったが、無事小淵沢に到着。そんなことも、輪行の楽しみの一つでもあり、大昔の1分乗換えを思い出したりもした。さくさくと自転車の準備をし、駅そばを食べて、8時10分には出発した。

sakusaku006駅前のきれいな商店街の中を下っていき、国道20号をまたぐと、いきなり、結構本気な上りが始まる。早速、フロント39Tギアに助けられ、ペースは遅いが、カラカラとクランクをまわして上っていく。天気は最初は雲が多かったが、上るほどに快晴に変わっていく。気候も程良く、汗もあまりかかない。きついのぼりが終わると、今度は緩やかなアップダウンが始まる。まきば公園を過ぎれば、最初の目的地である、清里の「清泉寮」だ。

sakusaku015清泉寮へは、せっかく上ってきた道を、下る下る。いやはや、もったいない。でも下る、ソフトクリームを食べるために!というわけで、観光客でごった返した清泉寮に到着。列に並んで、噂のソフトクリームをゲット!たしかに濃厚、なかなかのうまさであった。食べたら、また下る!清里駅まで、ものすごく下る。ゴーストタウン清里を堪能しつつ、国道141へ戻る。

141号をのんびり走っていると、前方にロードのカップルが走ってるのが見える。私と同じようなペースということは、男性が女性を気遣って、ペースをあわせているのだろう。少し走ると、止まっている二人に追いついた。軽くあいさつして通り過ぎようと思ったら、何と!乗鞍仲間のmasa君夫妻だった!これには、お互いびっくり!しかも、奥様(美人)には初対面!

sakusaku016しばし、おしゃべりをしながら歩道をゆっくり走り、野辺山手前の「JR最高地点」にて一休み。お二人は「犬の牧場」なる場所に行くとのことなので、分岐にてお別れ。私は、野辺山駅へ。

sakusaku018私の記憶にある野辺山駅は、プレハブのような何もない駅舎だけの無人駅。小学生の頃、ボーイスカウトをやっていたとき、野辺山駅で下りて、その近くでキャンプしたのが最初の記憶である。もちろんキャンプ場などあろうはずもなく、背丈より高い草や潅木を伐採し、立ちかまどを作り、トイレの穴を掘り、テントを張り、数日間キャンプしたのがものすごく印象に残っている。おそらく40年以上前の記憶だろう。今は、真っ白なコンクリート造りのモダンな駅だ。

野辺山を過ぎると、あとはほとんど下りだ。さてその前に、ちょいと腹ごしらえ。と言っても、またアイス! さっきmasa君に聞いた「ヤツレン」の工場へ。この「ヤツレン」、実は馴染みがある会社。職場の近所のスーパーで、ここの牛乳を扱っているのだ。それはさておき、駐車場脇にある、屋外販売所に向かう。お目当ては、「ソフト&ヨーグルト」!sakusaku017ソフトクリームの下にプレーンヨーグルトが入っているという逸品である。正直、相当うまい。ソフトクリームは、食べ進むと、甘さに飽きてくるものもある。しかし、こいつは下がヨーグルトなので、途中から甘さが和らぎ、最後はヨーグルトだけなので、すっきりと食べ終わることができる。食べ終わった後に、口の中がベタベタしない。しかも、300円とお値打ち!次回も絶対食べると心に誓う。

さて、下りです。ここから33キロほどだと思う。だらだらと下ります。景色も良いが、この界隈の農場にある、でっかいトラクターが何ともカッコいい!緑のジョンディア、青いニューホランド!いやー、乗ってみたい!

のどかな田園地帯を過ぎると、歩道は狭く荒れはじめ、車道も狭くなるので、すこぶる走りにくい。しかも、フロント39Tは下りではお荷物でしかなく、全然速度が上がらない。まあ、これは想定内だが、道の悪さは想定外で、小径車には厳しい道のり。小海あたりからは、相当ペースが落ちる。しかし、肝心のヒルクライムの受付(13時~17時)は、車で向かっている女子部の方にお願いしてるので、安心してのんびり走れる。

sakusaku001さて、お昼は何を食べようか?そろそろ13時半にもなるが、空腹感はあまりない。ラーメンでも…と思っていたら、発見しました!「味千ラーメン」!、熊本ラーメンのチェーン店です。日本では知名度は低いのですが、海外進出店舗数は日本一!のラーメンチェーン。いろいろ変り種のラーメンもあるが、安定の味千ラーメンをチョイス。おいしゅうございました。

14時を少しまわったところで、受付会場の「野沢会館」に到着。女子部の方から、受付終了の連絡をもらったので、会場はスルーして合流。ちょっとだけ市内観光をして、それぞれのお宿にチェックイン。明日は天気も良さそうです。


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