ターンテーブルのこと

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アナログオーディオの中心にあるのが、「ターンテーブル」と呼ばれる、いわゆるレコードプレーヤーだ。ターンテーブルは、オーディオシステムのキャラクターを決める要となる、音の入り口である。厳密に言えば、音の入り口はカートリッジなのだが、ターンテーブルがしっかりしていないと、せっかくのカートリッジもその実力は発揮できない。

かつて、自称オーディオマニアだった頃も、ターンテーブルにはこだわっていた。当時のターンテーブルは、ヤマハのGT-2000、重量25キロを誇る重量級の名器であった。実はいまだに所有してはいるのだが、載せる台がないのと、使っているカートリッジの針が交換時期なのとで、15年ほど眠ったままである。

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手放してしまった人生最初のターンテーブルも、再び手に入れている。 SONY X-600C

レコード好きの私であるので、オーディオ装置の中でも、特にターンテーブルは大好きで、現在5台ほどを所有している。全てがほぼ完動品であるので、時折入れ替えては、レコードを聴いている。複数のターンテーブルを同時に所有するなんて、当時ではありえない贅沢だ。良い時代である。

現在使用しているのはKENWOODの前身である、TRIOのKP700。木目調のキャビネットと、S字のトーンアームが美しいモデル。安いカートリッジを使っている

Technics SL-1200mkⅢ

Technics SL-1200mkⅢ

ので、音の方はぼちぼちであるが、見た目がいいので、とても気に入っている1台。1981年の発売であるが、回転の操作スイッチは、当時としては珍しい静電容量スイッチ(タッチスイッチ)を採用しており、軽く触れるだけで、回転が始まる。しかし、冬場の乾燥した時期は、私の乾燥した指先ではなかなか動作しないので、寒くなったら別のターンテーブルに入れ替えるつもりだ。

TRIO KP700

TRIO KP700

 

 


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