事情により、今年は参加しない「乗鞍マウンテンサイクリング」。でも、そのあとの佐久のヒルクライムにはエントリーしてるので…練習がてら乗鞍に行ってきました。
今日は毎年乗鞍に参加している、学生時代の仲間たちと一緒です。とはいっても、私はアホみたいに遅いので、仲間との待ち合わせ時間の「観光センターに10時」を待たずに7時50分に出発。仲間のペースを考えると、これでも遅いくらいだ。
出発直後は、ろくにアップもしてないので、足は重く、いやな汗が出る。2キロくらい走ると、ひざも温まりいい具合になってくる。なんだか、今日は調子がいい?気がする? ショートコースのゴールである、「3本滝」を過ぎると本格的な上りが始まる。本番と違い、下山者集団がいないので、きつい上りの左カーブではバスやタクシーが来ないのを確認すれば、右側いっぱいを走ることができる。これは、体力脚力ともに乏しい私にとっては、とてもありがたいこと。
「位ヶ原山荘」が近づくと、何か、調子がおかしいのに気が付く。まず、ひとつは暑さ。乗鞍の上りで、これほどの暑さを感じるのは初めてである。持参したドリンクがどんどん減っていく。もうひとつは、力を入れてこごうとすると、腹部に違和感が発生し、力が入らない。ちょっと勾配がきつくなるだけで、乗車できない。上りカーブの大外を押してクリヤーする。さっきまでの好調がウソのように辛くなってきた。「位ヶ原」を何とか通過し、かなりの行程を押して進む。一人なら、あきらめて下ってしまうかもしれないが、後ろから仲間が上ってくるので、それを励みに押して進む。
森林限界を超えると、日陰も少ないので、なかなか体が休まらない。暑さで相当やられているようだ。雪渓が見えてくるも、ほとんど押して進む。大雪渓に差し掛かると、最初の仲間が上ってきた。何時に出発したのかわからないが、1時間少々で上がってきているはずである。さて、後戻りはできなくなった。大雪渓からは1キロないと思う。そのくらい乗って一気に行きたいが、やはり足が進まない。死にそうになりながらゴール。
ゴールしてしばらくは動くことすらできず。仲間が上がってくるのを待つ。程なくして、今回のメンバーが全員揃った。私の2時間のアドバンテージは正解だった。仲間を待たせずに済んだことが何よりだ。
今回はおそらく乗鞍のワーストタイムではないだろうか?あまりに遅いので、時間は計ってないのだが、そんな気がする。それでも、この天空のオアシスは心地よく、自転車で上りきった爽快さは何物にも代えがたい。辛かったが、楽しかった。
キカイとごはんと猫が好き。