札所31番観音院~34番水潜寺(終着)平成26年11月5日

lat004今日が最後の札所めぐりにしようと思う。ラスト四寺、最後もバイクでの巡礼なので、事故のないようにまわろうと思う。

総開帳も終わりに近づき、どこに行っても混雑しているので、早めの出発である。お供のバイクは、御年34歳のイーハトーブ号、久しぶりの出動だ。31番から34番までは秩父市の東側の山中を反時計回りに回っていくので、距離はかなりある。

31番観音院には9時過ぎには到着した。駐車場はとても狭くて、車だったら止めるのに少し待つようだった。細身のイーハトーブはトイレの脇にサクッと駐車。山門からはかなりの数の石段を踏みしめていく。すれ違う巡礼の方々もお互いに声を掛け合い、本堂へと向かってゆく。私はバイクで山門まで来てしまっているので、大してきつくもないが、本来の巡礼ではかなりの難所の札所なのだろう。

32番法性寺は小鹿野の町から少し山に向かったところ。こちらは駐車場も広く、それ相応に巨大なバスが次々に入って来て、大量の巡礼者を吐き出していく。すさまじい数だ…正直、今日は帰ろうかと思うほどの数… 納経所もかなりの人、しかもなんかもめてる… 気を取り直して、本堂で向かうと、舞台造りの観音堂が崖に貼りついている。靴を脱いで参拝するのは初めてである。納経所へ戻ると、少し騒ぎは収まっており、少し待つだけで納経できた。

少々人の多さにげんなりしながらも、33番菊水寺に到着。菊水寺は一転、田んぼの中ののどかな立地。すると、32番までの人ごみはどこへやら、どこか凛とした空気に包まれている。参道を歩き、本堂へ入ると、またひとつ空気が変わる。静かな土間の本堂で参拝し、納経も本堂の中で書いていただく。なんだろうか?この感じ。なんとも軟らかい空気のお寺だ。また来ようかと思わせるお寺は、今までまわった中でも多くは無い。

lat005菊水寺を出る頃には、ちょうどお昼の時間になっていた。食事所は特に調べてもいなかったので、少し回り道をして、道の駅龍勢会館に行ってみた。ここで、古代米カツカレーなるものを食べてみた。ボリュームはそれなりだが、お味はなかなかのものであった。

さて、いよいよ最終である。34番水潜寺は札所としては最北端である。龍勢会館からもかなり走る。「秩父華厳の滝」を目指していくと、少し手前に34番札lat002所はある。さすがに最後のお寺なので、人も車も多い。札所に向かう徒歩の順礼の方を、たくさん見かけた。駐車場からすぐのところに本堂があるので、参拝、納経して、帰路に着く。何か達成感のようなものが、あったような、ないような… しかし、信仰心のない私でも、キカイたちの力を借りて、何とかまわりきることができた。ちょっと、総開帳に追われてしまい、自分のペースではなかったような気もするが、よしとしよう。事故もなく終われたことに感謝である。


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