70年代に、突然、我々の耳に飛び込んできたこのグループ。「ケビンローランドアンドディキシーズミッドナイトランナーズ」なんていう聞いたこともない長ったらしい名前に、まず、驚いた。
サウンドは長年このスタイルでやっている、田舎町の酔っ払いバンドのようなイメージを受けるが、違うらしい。どうも、このリーダーのケビンローランドというオトコはかなりの曲者とのこと。メンバーも音楽性もころころ代わるワンマンバンドらしいのだ。しかし、私が聞いたことがあるのはこのアルバムのみなので、他のアルバムなどを聞かなければ、これはこれで、なかなかまとまりのある、いいアルバムなのだ。とても評判の悪いほかのアルバムも、機会があれば聞いてみたいが、それで、このアルバムの評価が変わるでもなし。70年代音楽シーンに、ちょいと変り種のスパイスのような足跡を残した私好みのアルバムなのだ。
キカイとごはんと猫が好き。