”札所練習”は、毎回朝9時前後に「道の駅秩父」を出発する。家を出るのは6時半ごろ、工場にて猫とともに朝食を取り、ゴミ捨てなどをしてから出発するので、道の駅に着くのはそんな時間になってしまう。7時前後に走り出せれば、だいぶ効率も良く、暑さも回避できるとは思うのだが、この時間が限界のようだ。そこから1時間ほど走り、10時ごろに定峰峠に着くのを目安にしている。
本日目指す札所は、国道299号から少し入ったところにある朴雲寺だが、いつものごとく、反対方向の定峰峠を上る。峠では休まず通過し、東秩父方面へと下る。峠で休まないのは、体力的に余裕ができたのと、停止すると汗が噴出してくるからだ。そのまま下ってしまえば、気化熱系のウェアの効果で、体は冷却され、服も乾くので一石二鳥である。
槻川沿いに出たら、東屋のある小さな公園のところのT字路を左折する。すると…いきなり激坂が始まる!全く、この槻川沿いからの山越えルートは、激坂のデパートである。それでも、民家はかなり多く、生活臭のする道だ。畑ではおじいさんが畑仕事を…してない!!そりゃそうだ、さっきから町内放送で「暑いから外に出るな!」的な注意が繰り返されている。そんな中、自転車で激坂を押してる俺って一体…
日陰を探して休みながら、押したり乗車したりを繰り返し上っていく。集落がなくなると、今度は植林された杉林の中を走り、程なく牧場の中を通る道に変わっていく。柵の向こうを、牛がカウベルを鳴らしながら移動しているのが見える。確か、第一回練習の二本木峠から見えた、ひとつ向こうの山の緑の牧草地らしきところが、この牧場のようだ。
若干ピークっぽくなっているところが合ったので、おそらくこの辺が「粥新田峠(かゆにたとうげ)」というところなのか?と思っていたら、もう少し走ったところにちゃんとした峠があった!
さてと、本日の地獄はここまで。さっさと下ることにする。普段なら、下りでもガシガシこぐのだが、今日は無理。惰性で、だらだらと下る。途中、若干のダートも挟みながら、牧場の間の道を快適に下っていく。下りきると、いつもの1番札所へと続く道。しかし、今日は一段と身体が重い。
交通量の多い不愉快な県道11号をひた走り、国道299に当たったら左折、「横瀬橋」信号を左折。なんてことのない上り坂があるが、今日の自分には致死量。更に、朴雲寺へは急勾配のコンクリート舗装少々。ここで完全に電池切れ。
納経し、帰り道の直近の自販機で水分補給。そこで、寺の写真を撮らなかったことに気づくも、戻る体力なし…写真は後日、7番に行く前に撮ったもの。
今日のお昼は、河辺の中華屋さんで、半ちゃんラーメン!うまし!
キカイとごはんと猫が好き。