2番をまわってからずいぶん空いてしまった。あいかわらず、大して仕事もないのに、体力だけは順調に低下している。今年も暑くなるのだろうか?
今回の自転車練習は、少し距離を走ろうと思う。いつものへたれ峠を越え、東秩父側に下ってしまう。ここを下ってしまうと、後戻りはできない。初回に越えた、地獄の急勾配を上るか、長瀞方面へと迂回して、距離を走るかである。今回は後者を選択。あの急勾配(1番四萬部寺参照)は、思い出しただけでも寒気がする。
巡礼古道出発地の落合橋を左折し、寄居方面へと向かう。川沿いの道から外れると、とたんに暑さが襲ってくる。今日もたっぷり暑い。わずかなショートカット道などを見つけながら、国道140号へと向かう。
途中、かなり大きなダム発見。発電施設もあるらしく、6枚の巨大な金属製の扉により水をせき止めている。玉淀発電所と言うらしい。ダムを右手に見ながら折原橋を渡ると、国道140号に出る。
140号を左折し、秩父駅方面へと向かうも、片側1車線で路側帯はほとんどなく、歩道もあったりなかったりで、極めて走りづらいし、危険な道である。大型車の通行も多い。たまらず、波久礼駅手前の駅前信号を左折し、川の反対岸の県道82号を走ることにする。
荒川を渡る橋の上からは、ダムに貯水された緑色の水が満ちているのが見える。82号線は対岸の140号よりは、格段に走りやすい。それは車にとっても同じらしく、かなりの車が同じように橋を渡ってくる。本末転倒のようだが、それでも140号を走るよりは100倍ましなのだ。
間もなく、急勾配が現れ、押すことになる。暑さと急勾配で、持参した飲み物は底をつき、休んでも回復しなくなってくる。ようやく峠を越え、下りきったところで自販機発見!水分補給して、先を急ぐ。県道82号は、そのまま走ると1番札所へとつながり、そこからは走りなれた道で、札所3番を目指す。
札所3番常泉寺は横瀬川沿いの道から少し入った、里山の風景の中に溶け込んでいる。今は回りに新しい住宅などが点在するが、10年を遡れば、かなり素敵な立地であったであろうことは、想像に難くない。
常泉寺は紫陽花の寺と称されるだけあり、盛りを過ぎたこの時期でも、たくさんの紫陽花(あじさい)が咲き誇っている。
そんな花の美しさを鑑賞するゆとりすらないほどに、本日も消耗してしまった。納経を済ませるも、4番へ向かう力はどこにもなく、そのまま道の駅へと戻った。昼食は3度目の正直の、デカ盛り中華の店。今日はカレーを食す。至って普通の味ではあるが、初回に感じたご飯の硬さを再確認。この硬さが、お店のデフォであるらしい。今日は先客は1名だったが、私が入った時から、チャーハン大盛りと格闘しており、帰る頃も、半分くらい残っていたと思う。あのご飯の硬さで大盛りは、私には無理かなあ…
キカイとごはんと猫が好き。