とりあえず完成したメトロ号、シェイクダウンは秩父の七福神巡りに行くことになった。年始に学生時代の後輩からお誘いがあり、どこかの七福神をまわりませんか?との事だったので、走り慣れた秩父に行くことにした。
年明けのユルい交通にはばまれ、約束の9時を少し回ったところで、集合場所である道の駅秩父に到着した。道路は空いてるのだが、走ってる車のペースが、おしなべて正月気分である。
後輩は輪行にて到着しており、既に臨戦態勢。遅刻の非礼を詫び、私も慌てて前輪を付け、出走準備をする。自転車は前輪を外しただけで、車の後ろに積んできたので組むのは楽だ。
最初のお寺は、長瀞の先にある総持寺、福禄寿さまが祀られています。国道299号は交通量も多く不快なので、長瀞まで10キロほど裏道を走る。このお寺で色紙を買い(700円)、最初の御宝印(200円)をいただきます。色紙には真ん中に宝船、まわりにそれぞれの神様の名前があらかじめ印刷されています。その神様の名前の上にそれぞれの神様の御宝印をいただきます。その後は、皆野の大浜円福寺(大黒天)、小鹿野の鳳林寺(毘沙門天)、田村の田村円福寺(寿老人)、影森の金仙寺(布袋尊)、おはなばたけの惣円寺(弁財天)、横瀬の東林寺(恵比寿)と無事に走りきった。途中ミスコースもあったが、52キロほどを大きなトラブルなく走ることができ、十分及第点をあげられる仕上がりだと思う。
この自転車、乗り心地がとてもよく、フレームが小さいので、乗り降りもすこぶる快適。ギアの入りもいい。ただし、ダブルレバーは選択ミスだった。トップチューブが大きくスローピングしているため、ダウンチューブとの間隙が少なく、右手で左レバー(FD)の操作をすることが困難なことがわかった。また、車体バランスがクイック志向なので、片手を離してレバー操作をするとかなり車体が振られてしまう。これはもしかしたら、私自身が、基本ハンドルから手を離さない現代のシフトメカニズムに慣らされてしまった弊害かもしれないし、ハンドルの幅が少し狭いのも関係しているかもしれない。
それと、これは問題点とは少し違う話で、安全面のお話。実はこの自転車、ツーリングの前日にフリーボディーを交換している。3つ目の購入部品だ。ラチェットのコマ飛びが出ていたための交換だが、新しいフリーが静かすぎるのだ。ラチェットの音もほとんど聞こえない。私は自転車に乗るとき、歩道も多々走る。その時前に歩行者がいると、クランクを止め、フリーのラチェット音で歩行者に気付いてもらうようにしている。ベルも装備しているが、いかにも「どけ!」と鳴らしているようで、鳴らすのはあまり好きではない。歩道を走る、走らないは道交法のみで住み分けできる問題ではないと認識しているので、私はのんびり歩道を走ることも多いのだ。今回はやむなくベルを鳴らしたり、ブレーキレバーを弾いたりして歩行者に気付いてもらったが、ラチェットが摩耗すると、音が大きくなるのであれば、それを待つしかないのだろうか?ちょっと悩ましいのです。
キカイとごはんと猫が好き。