札所2番は、とんでもない山の上にあるらしい。であるから、今日の自転車練習は”へたれ峠”(定峰峠)1往復とする。前回の練習から10日が経っているが、いくらか楽に登れるようになっている。今回は峠の茶屋にてコーラ補給。汗が引いたら、今来た道をすぐ下る。
下りきると、札所2番の看板が出てくる。看板に従って進むうちに、道は狭く、勾配はきつくなっていく。そして、あっという間に乗車できないほどの勾配が始まる。
車一台がようやく通れるほどの道の狭さと急勾配なので、2番札所の案内図には、「マイクロバス不可」との記載がある。そんな山道の途中では、休憩するにも気を使う。上ってくる車や下ってくる車のエスケープゾーンになっているわずかな待避所で休んでいれば、車のすれ違い時にトラブルになることも考えられる。
これだけの急勾配だと、車の運転が得意でない方にとっては、かなりの恐怖だと思う。この日も、車のすれ違いで、こう着状態になっているのを見かけた。もちろんガードレールもないので、脱輪でもしなければよいのだが。
ようやく安全地帯を見つけて休んでいると、自転車を立てかけた切り株に小さな板が付いている。歩くか、自転車で上るかしない限りはお目にかかれない小さな心遣いがうれしい。
急勾配は2番札所のところまで続いており、結局全く乗車できずに、目的地に到着した。暑さも手伝って、足取りはすこぶる重い。練習を定峰峠1本にしておいてよかったと思う。
札所2番真福寺は無人の札所。納経所はない。参拝を済ませ、納経所になっている光明寺へと下っていく。寺への下りは、コンクリート舗装の下り坂で、登ってきた道より更に狭い。乗用車でも厳しいかもしれない。
光明寺は住宅地の中にあり、立派な金剛力士像がお出迎え。
納経を済ませ、帰路に着く。今回も体力を使い切り、1箇所しか回れなかった。なかなかに効率が悪い。
昼食には、再び秩父のデカ盛り中華の店に行き今度はラーメンに挑戦。普通の味の普通のラーメンであった。写真がないのは「推して知るべし」ってことで。
キカイとごはんと猫が好き。