乗鞍マウンテンサイクリングの練習のために始めた札所めぐりであるが、この記事を書いている今日は10月の20日である。当然、乗鞍は終わり、今現在は、時間があれば残った札所をめぐる消化試合に出かけている。さて、いつになったら追いつけるのだろうか?
肝心の今回の練習はちょっと違うコース。定峰峠まではいつものコースだが、そこから奥武蔵グリーンラインを白石峠方面へ、尾根線沿いの林道を走る。更に大野峠まで進み、そこから国道299号にある、道の駅「果樹公園芦ヶ久保」へと下るルート。
定峰峠から白石峠までは、若干勾配がきついところもあるが、比較的楽に走れる道だ。さすがに、メジャールートに入ると、ローディーも多い。しかし私の記憶にある、かつてのグリーンラインよりも、道はかなり荒れている。タイヤの細いロードでは、パンクに注意して走らなければならないだろう。日なたはかなりの暑さだが、時間が早いので、まだ耐えられるレベル。白石峠には、ローディー目当てと思しき、カキ氷の移動販売車なども止まっていた。
そこからは、若干のアップダウンを繰り返しながら、大野峠へと向かう。道の駅への下りは、かなりの急勾配、そして道は荒れている。まさにMTB向きの下りなので、楽しく走れた。
国道からは、7番札所目指してひた走る。7番は、前回の6番の手前にある。事情により、ちょいと6番を再訪し、写真をパチリ。
7番法長寺は、秩父のシンボル武甲山を正面に望む、崖の上にある。駐車場も広く、週末には観光バスが殺到しそうな予感である。納経をすませ、先を急ぐ。
次は8番、札所マップによると、国道を飯能方面に少し戻ったところだ。実は、札所めぐりにおいては、ナビは使わないことにしている。理由は、まあ月並みだが、「せっかくアナログな交通手段である自転車で札所を回っているのだから、ナビはナシやろ。」といったところ。であるから、かなり曖昧に道をつないで走っているため、通り過ぎたり、裏から回ってしまったりもする。それもまた、おもしろいのだ。
札所8番西善寺は299号線の南側の田園地帯を走り、少し行った山の中腹にある。駐車場からの景色は見事で、ロケーションは抜群。境内には樹齢約600年と言われる、コミネカエデがある。青々と茂ったカエデの大木は、秋のすばらしい紅葉を予感させるが、この時期の強い日差しの下で見るカエデも、とても美しいものだ。
次の9番明智寺は、秩父セメントの入り口の真横の公園?と言ったら失礼かもしれないが、あまりお寺らしくないたたずまい。建物は朱色に塗られている。安産子育ての観音様が祭られているので、この色なのかなあ。
今日はまだ行きます!次は10番大慈寺。場所は、再び299号を北に渡り、県道11号を少し戻ったところ。
山門へは急勾配の階段がお出迎え。この階段の往復で、本日の体力終了。
自転車もそこそこ乗ったし、札所も4箇所回れたのでかなり満足のいく1日だった。遅いお昼は、やっぱり河辺の中華屋さん。疲れてるときは、ぶれない店がありがたいのです。
キカイとごはんと猫が好き。