プリメインアンプ交換 サンスイ AU-D707F extra

山水のアンプ…なみいる大手のオーディオメーカーを差し置いて、なぜかプリメインアンプに関しては一目置かれるメーカーがサンスイだった。

その理由は、当然音質なのだろう。しかし、天板の隙間から覗く巨大なトランスとコンデンサー郡を見ただけでも、サンスイというメーカーのプリメインアンプにかける熱量が想像できる。電源部に物量を投入するスタイルは、この後多くのメーカーが追従することになる。

このアンプはヤフオク購入。メンテナンス済みということで購入した。電源を入れ、パイロットランプが点滅から点灯に変わるのを待つ。レコードをかけてみる。うわぁ…ぼんやりしてる。電源投入直後は、聞きしに勝る酷い音だ。我慢して聞き流し、B面へ。ようやく音がまとまりだす。定説通り、レコード1枚くらい再生しないと、まともな音では鳴ってくれないようだ。

さてこれからが本番。2枚目のレコードを再生する。温まったアンプは、急にのびやかに鳴り始める。繊細というよりは、厚みのあるサウンドに感じる。真っ黒なパネルに赤く光るインジケーターのみ、というシンプルな顔立ちのイメージどうりの音が飛び出してくる。人生初となる山水のアンプは、なかなかの好印象だ。さて次は何を聞いてみようか?