古い友人から譲り受けた、ビラーゴ400、27歳。 先月車検を取得し、運用を開始していたのですが、細かい不具合が頻発し、近場をうろうろするばかり。
しかし、いつまでもご近所回りをしているわけにもいかないので、ちょいとお仕事サボって秩父方面へ。通い慣れた秩父への峠道も、アメリカンで走ると全く勝手が違う。「乗り方の引き出し」をあちこち開けながら、最適なプログラムを探す。山伏峠を越える頃に、ようやく車体とのシンクロ率が8割を超えた。きっちり整備し、オカルトチューンで武装したこの車体は、思いのほかよく走る。うまく走れば、細かい峠道も、太いトルクで快適に走れる。
紅葉はほぼ終了しているが、もみじは綺麗！
秩父市内には入らずに、定峰峠を越え、東秩父方面に下り、牧場の中を通る激坂ルートで、美の山方面に下る。一部未舗装路もあり、楽しいルートだ。そこから先は、皆野に向かう。
お昼は、贅沢にあれを食おうということだ。
皆野駅前の割烹阪本屋さんのうなぎは、とてもおいしい。お値段もリーズナブルである。今年の私のうなぎメーターは下がりっぱなしだったので、久しぶりにおいしくいただいた。うなぎはともかく、お茶もご飯も香の物も、全ておいしいのはとてもうれしい。
予想以上に燃費の悪い鉄馬にもガソリンを食わせ、今度は秩父の北側へ。目的地は菊水寺、去年の札所めぐりで最も印象がよかったお寺だ。あいかわらず、私と周波数の合う本堂で参拝し、目的の品を購入。２回目の札所めぐりは、ここから始めようと決めていたのだ。のんびり写真でも撮ろうとしていると、毎日お参りに来ていると言う、近所のおばあちゃんにつかまり、取り留めのない話にお付き合い。すっかり写真を撮るのも忘れて、寺を後にしてしまった。まあ、これでまた、秩父に来る言い訳ができたということだ。今回は、札所をランドマークとして、徒歩、自転車、バイクなど、いろいろ楽しみながらまわってみようと思う。
再起動したビラーゴも、シェイクダウンを終え、そのお気楽高性能っぷりが気持ちよいことは確認できた。しかしながら、燃費が悪すぎる。かなりの燃費走行をしたにもかかわらず、２０キロを切っている。そんなものなのだろうか？前のオーナーに聞いてみると同時に、燃料系の再チェックもしてみようと思う。
キカイとごはんと猫が好き。
