人生50代も今年が最終クール。毎日何か良いことやおもろいことはないかとアンテナを伸ばしてみても、そんなに変わったことなどあまりないのだが…
ちょっといいことは、たまにあるようだ。
出先でハドフパトロールをすることはよくある。自営の唯一の楽しみだ。昨日も引き取りついでに最寄りのハドフへ。この店は、私の食指を刺激するアイテムにはあまり出会えたことはない店。でもパトロールなので、店内をうろつく。普段はジャンクをじっくり見て、リユースコーナーは流すのが常。案の定ジャンクには何もなく、リユースコーナーをふらりと見る。目線より高いところにある1台のレコードプレーヤー、TRIOのKP-7700が目についた。お値段、13,200円。1976年製にしてはまあまあの程度で、リユースにしては安い値付けかな。普通この手には、カートリッジは付いていない。ふと、その隣にあるGT2000に目をやると、DL-103が付いてる。珍しいな…何となく気になったので7700のプライスタグをめくってみると、おやおや、こっちも付いてますね。SHUREって書いてある。Mシリーズの安いやつかな。シェルはマイクロか…棚から降ろして確認するも、例のセロファンに覆われていて、アームの錆が目立つ以外はよく見えない。まあ、万超えのお買い物をする気にはなれなかったので、そのまま帰ってきた。
帰宅し、今日見た7700の詳細を足跡さんで調べる。当時8万円か…なかなかお高いな。しかもクォーツロックか。アームも凝ってるね。その時、ふと今日見たカートリッジがフラッシュバック。あれ?あのSHUREのカートリッジ、ボディーがシルバーじゃなかったか?ということはもしや?!
こういう時の予感は当たることが多いので、翌日午前中に仕事を片付けて、再びあのハドフへ行ってみる。昨日と同じ場所に、まだ7700はあった。棚から降ろして、斜め下から覗いてみる…シルバーボディーの更に下、黒い腹に黄色いローマ数字のⅢが見える!
V15TypeⅢだ! 針先はどうだ?(最悪ダメでも、TypeⅢの未使用スタイラスは持ってるが…) ラッキー!残ってる! レジに猛ダッシュである。正直、針が残ってるTypeⅢ単体でも、13,200円では買えないのだ。
館に搬入しセロファンを取り除く。思ったより、外観はきれいだ。アームの錆も、何とかなりそうなレベル。そして何よりの収穫は、V15TypeⅢだ。スタイラスは35HEなので、S楕円針かな?これもラッキーだ。さて、あとは音がちゃんと出るかだなぁ…
キカイとごはんと猫が好き。